機種別のポイント

Insta360 X5で使うときに確かめたいこと

Insta360 X5で使えるカードと、使えないカード

Insta360のオンラインマニュアルによると、X5で録画を正常に行うには、スピードクラスがUHS-I・V30以上で、exFAT形式でフォーマットしたmicroSDカードを使います。対応する最大容量は1TBです。

気をつけたいのは、速いカードなら何でもよいわけではない点です。Insta360のFAQでは、UHS-II・UHS-IIIのカードや1TBを超えるカードは互換性がなく、録画中に問題を起こす可能性があるとしています。ほかのカメラでは高速なUHS-IIのカードが好まれることもありますが、X5ではUHS-Iのカードを選びます。

Insta360の仕様表では、X5の記録媒体はmicroSDカードです。内蔵ストレージ(64GB)を持つのは後継のX6で、X5は撮影にカードが欠かせません。

256GB・512GB・1TBで何時間撮れる?

Insta360の撮影仕様では、タイムラプスなどを除く通常モードの最大ビットレートは180Mbpsです。1秒に22.5MBを書き込む計算で、1時間撮り続けると81GBになります。

保存先 使える容量の目安 180Mbpsで撮れる時間
256GBのカード 約230.4GB 約3時間
512GBのカード 約460.8GB 約6時間
1TBのカード 約921.6GB 約12時間

カードの使える容量は、KIOXIAが1GB=1,073,741,824バイトで公表しているユーザー領域です。KingstonとSanDiskはユーザー領域を公表していないので、表示容量の約9割として同じ数字を目安にしています。時間は最大ビットレートで撮り続けた場合の計算値で、実際に記録したファイルを測ったものではありません。標準ビットレートの設定や解像度を下げたモードでは、これより長く撮れます。一方、16Kのタイムラプスなどは最大360Mbpsで、短くなります。

Insta360の互換リストと、KIOXIAの動作確認

Insta360は、ストアで販売している純正メモリーカードの使用をすすめています。純正以外では、SanDisk Extreme(V30 A1・A2)、SanDisk Extreme Pro(V30 A1・A2)、Lexar 1066x microSD SILVERシリーズを、X5との互換性を検証済みのカードとして型番付きで挙げています。SanDisk Extreme(V30 A2)は64GB〜1TBで、1TBの型番はSDSQXA1-1T00-ZN6MAです。この記事で比べるSanDisk Extremeの1TB(SDSQXAV-1T00)とは型番が一部異なるので、購入画面で型番・販売元・保証を確かめてください。

KIOXIAのカメラ向け動作確認一覧では、X5の最大容量は1TBとされています。U3・V30でないEXCERIAとEXCERIA BASICは対象外です。この記事で選んだKIOXIA EXCERIA HIGH ENDURANCE G2(U3・V30・A1)とKingston Canvas Go! Plus(U3・V30・A2)は、この一覧にもInsta360の互換リストにも載っていません。Insta360の条件(UHS-I・V30以上・1TB以下)を満たすカードとして、規格で選んでいます。

撮影前に。exFATで、本体でフォーマット

Insta360はexFAT形式のカードを使うよう案内しています。新しいカードは、使う前にX5本体でフォーマットしておくと確実です。KIOXIAも、カードは使う機器の取扱説明書に従って初期化するよう案内しています。フォーマットするとカード内のデータは消えるので、前に使っていたカードなら先に中身を移しておきましょう。

カードの中にあるだけではバックアップになりません。旅行先で撮りためるときは、その日のうちにスマホやPCへコピーするか、カードを複数枚に分けて持ち歩くと、1枚の故障や紛失ですべてを失わずに済みます。

この機種と3枚を選んだ理由

BCNランキングによると、360度撮影対応アクションカメラの市場でInsta360のメーカー別シェアは2026年8月に75.1%に達しています。2026年8月には後継のX6も発売されましたが、同じ記事でX5は高い基本性能を備えた選択肢として紹介されています。UHS-IIのカードが使えないなど、ほかのカメラと条件が違う機種なので取り上げました。

3枚は、Insta360の条件(UHS-I・V30以上・exFAT・1TB以下)を満たすものから、8Kの360度映像を撮る前提で選んでいます。256GBは国内メーカーKIOXIAの高耐久モデルEXCERIA HIGH ENDURANCE G2、512GBは性能と価格のバランスで選べるKingston Canvas Go! Plus、1TBはInsta360の互換リストにあるSanDisk Extremeです。市場の全製品を測った順位ではありません。