機種別のポイント
Osmo Pocket 3で使うときに確かめたいこと
Osmo Pocket 3で使えるSDカードの条件は?
DJIの公式仕様によると、Osmo Pocket 3が対応するのは最大1TBのmicroSDカードです。内蔵ストレージはないので、撮った映像はすべてカードに記録されます。
カードの条件の目安は、仕様ページと推奨メモリーカードリストに載っているカードの規格です。Pocket 3用に挙がっているカードは、どれもUHSスピードクラス3(U3)かV30に対応しています。U3とV30は、どちらも書き込みの最低速度30MB/sを示す表記で、カードの表面のマークで見分けられます。この記事の3枚は、U3・V30の両方に対応しています。
**U1のカードや、スピードクラスの表記がない安価なカードは避けてください。**書き込みが映像のデータ量に追いつかないと、録画が途中で止まるおそれがあります。
128GB・256GB・512GBで何時間撮れる?
Pocket 3の最大ビットレートは130Mbpsです。これは1秒に約16MBを書き込む計算で、1時間撮り続けると約58GBになります。KIOXIAが公表している実際に使える容量(ユーザー領域)で割ると、撮れる時間の目安は次のとおりです。
| カードの容量 | 使える容量の目安 | 130Mbpsで撮れる時間 |
|---|---|---|
| 128GB | 約115.2GB | 約2時間 |
| 256GB | 約230.4GB | 約4時間 |
| 512GB | 約460.8GB | 約8時間 |
使える容量は、KIOXIAが1GB=1,073,741,824バイトで示している数字です。EXCERIA HIGH ENDURANCE G2も同じ値です。Kingstonはユーザー領域を公表していないので、表示容量の約9割として同じ数字を目安にしています。時間は最大ビットレートで撮り続けた場合の計算値で、Pocket 3で実際に記録したファイルを測ったものではありません。撮影モードによってビットレートは下がるので、多くの場合はこれより長く撮れます。
日常の撮影で毎回PCへ移すなら128GBでも足ります。旅行1回分を撮りためるなら256GB、数日の旅で移す機会が少ないなら512GBが目安です。
DJIとKIOXIA、2つの推奨リストの読み方
カード選びの手がかりになるリストは2つあります。DJIのリストは「カメラのメーカーが推奨するカード」、KIOXIAの動作確認一覧は「カードのメーカーがその機種で動作を確かめたカード」です。
推奨リストには、Pocket 3用としてKingston Canvas Go!Plus(64GB〜512GB)、Lexar SILVER PLUS、SanDisk Extreme Proなどが載っています。推奨リストにある1TBは、Lexar SILVER PLUSだけです。KIOXIAの一覧では、同社のEXCERIA(U1)とEXCERIA BASICが、U3・V30が必要という理由でPocket 3の対象外になっています。この記事で選んだKIOXIA EXCERIA HIGH ENDURANCE G2は、KIOXIAのカメラ向け一覧には載っていません。U3・V30の規格で選んでいます。
2つのリストで食い違うのが最大容量です。仕様上は1TBまで対応していますが、KIOXIAの一覧はPocket 3の最大容量を512GBとして扱い、1TBは確認していません。1TBを使いたい場合は、DJIのリストに1TBの記載がある製品から選ぶのが確実です。どちらのリストも、すべての動作を保証するものではありません。
撮影前に。カードはカメラで初期化する
新しいカードは、使う前にPocket 3で初期化(フォーマット)しておくのが基本です。KIOXIAも、カードは使う機器の取扱説明書に従って初期化するよう案内しています。PCで初期化するとSD規格に沿わない形式になり、書き込みや読み出しで不具合が出ることがあるためです。初期化するとカード内のデータは消えるので、前に使っていたカードなら先に中身を移しておきましょう。
撮った映像は、カードの中にあるだけではバックアップになりません。旅行先で撮りためるときは、その日のうちにスマホやPCへコピーするか、カードを複数枚に分けて持ち歩くと、1枚の故障や紛失ですべてを失わずに済みます。
この機種と3枚を選んだ理由
BCNの集計によると、2024年の国内デジタルビデオカメラ市場で、Osmo Pocket 3はシリーズ別の年間販売台数シェア41.5%で1位でした。内蔵ストレージがなく、カードの選び方が撮影の失敗に直結する機種なので取り上げました。
3枚は、DJIの推奨リストにあるKingston Canvas Go! Plusの256GBと512GB、そして国内メーカーKIOXIAの高耐久モデルEXCERIA HIGH ENDURANCE G2の256GBです。Kingstonは性能と価格のバランスで選べる候補、KIOXIAは国内メーカーの品質や、書き換えの多い使い方を重視する人向けの候補です。容量と使い方の違いで選べるようにしました。市場の全製品を測った順位ではありません。
