機種別のポイント

Osmo Nanoで使うときに確かめたいこと

Osmo NanoのmicroSDカードは、何に使う?

DJIのよくある質問によると、Osmo Nanoの映像はカメラ本体の内蔵ストレージに保存されます。**多機能ビジョンドックに挿したmicroSDカードへ、直接録画することはできません。**カードの役目は、内蔵の映像をカードへ書き出して、カメラの空き容量を作ることです。日本語のビギナーガイドにも、同じ説明があります。

内蔵ストレージは2種類で、64GB版は48GB、128GB版は107.6GBを使えます。違いは内蔵ストレージの容量だけです。DJIの仕様では最大ビットレートが120Mbpsなので、撮り続けると64GB版は約53分、128GB版は約2時間で内蔵が埋まる計算です。

書き出すには、カードを多機能ビジョンドックに挿し、画面の案内に従ってカメラとドックをペアリングします。対応するカードは最大1TBです。

256GB・512GB・1TBで、内蔵を何回空にできる?

カードは録画先ではないので、容量は「旅行中などに内蔵を何回書き出したいか」で決めます。満杯の内蔵を何回ぶん書き出せるかの目安は、次のとおりです。

カード 使える容量の目安 64GB版(48GB)を 128GB版(107.6GB)を
256GB 約230.4GB 約4.8回分 約2.1回分
512GB 約460.8GB 約9.6回分 約4.3回分
1TB 約921.6GB 約19.2回分 約8.6回分

使える容量は、KIOXIAが1GB=1,073,741,824バイトで公表しているユーザー領域です。EXCERIA HIGH ENDURANCE G2の256GB・512GBも同じ値です。Kingstonはユーザー領域を公表していないので、表示容量の約9割として同じ数字を目安にしています。回数は、この数字とDJIが示す内蔵の空き容量を、同じGBとして割った目安です。実際には内蔵が満杯になる前に書き出すことも多いので、使い方によってはもっと多く書き出せます。

DJIの推奨カードと、KIOXIAの動作確認

DJIの仕様ページの推奨カードは、Kingston Canvas Go! Plus(64GB〜1TB)と、Lexar SILVER PLUS(64GB・512GB・1TB)で、すべてU3・A2・V30のカードです。

KIOXIAのカメラ向け動作確認一覧(2026年9月7日現在)では、Osmo Nanoの最大容量は1TBとされています。この記事で選んだKIOXIA EXCERIA HIGH ENDURANCE G2(U3・V30・A1)は、この一覧にも、U3・A2・V30のカードが並ぶDJIの推奨リストにも載っていません。DJIの推奨と同じ表記で選ぶなら、Kingston Canvas Go! Plusを選んでください。

書き出す前に。初期化はPCでしない

カードを初期化(フォーマット)するときは、PCではなく、DJIのユーザーマニュアルの手順に従います。KIOXIAも、カードは使う機器の取扱説明書に従って初期化するよう案内しています。PCで初期化するとSD規格に沿わない形式になり、不具合の原因になることがあるためです。

カードに書き出した映像は、カードリーダーでPCやスマホに取り込めます。カードに移しただけではバックアップになっていないので、残したい映像は早めに別の場所へもコピーしてください。

この機種と3枚を選んだ理由

Osmo Nanoは、DJIが小型・軽量のウェアラブルカメラとしている機種で、KIOXIAの一覧では2025年9月発売とされています。microSDカードに対応すると書かれていても直接は録画できず、ほかのカメラとカードの役目が違うので、買う前に知っておきたい点として取り上げました。

3枚は、DJIが推奨カードに挙げるKingston Canvas Go! Plusの256GBと512GB、そして国内メーカーKIOXIAの高耐久モデルEXCERIA HIGH ENDURANCE G2の256GBです。Kingstonは性能と価格のバランスで選べる候補、KIOXIAは国内メーカーの品質で選びたい人向けの候補です。市場の全製品を測った順位ではありません。