機種別のポイント

Osmo 360で使うときに確かめたいこと

Osmo 360にSDカードは必要?

DJIの公式仕様によると、Osmo 360は128GBの内蔵ストレージを持ち、そのうち105GBを撮影に使えます。microSDカードは最大1TBまで足せます。

内蔵105GBは大きく見えますが、360度カメラは映像のデータ量も大きくなります。最大ビットレート170Mbpsで撮ると、105GBは約82分で埋まる計算です。一方、DJIの仕様では、8K/30fpsのパノラマ動画をバッテリー1本で最大100分(エンデュランスモードで120分)撮れます。つまり、最大ビットレートのままでは、バッテリー1本分を内蔵だけでは撮り切れません。

散歩や短い旅行の記録なら内蔵だけでも足ります。8Kでしっかり撮る、予備バッテリーを持ち歩く、という使い方なら、カードを足しておくのが前提です。

256GB・512GB・1TBで何時間撮れる?

最大ビットレートの170Mbpsは、1秒に約21MBを書き込む計算で、1時間撮り続けると約77GBになります。KIOXIAが公表している実際に使える容量(ユーザー領域)で割ると、撮れる時間の目安は次のとおりです。

保存先 使える容量の目安 170Mbpsで撮れる時間
内蔵ストレージ 105GB 約82分
256GBのカード 約230.4GB 約3.2時間
512GBのカード 約460.8GB 約6.5時間
1TBのカード 約921.6GB 約13時間

使える容量はKIOXIAが公表しているユーザー領域(1GB=1,073,741,824バイト)です。KingstonとSanDiskはユーザー領域を公表していないので、表示容量の約9割として同じ数字を目安にしています。時間は最大ビットレートで撮り続けた場合の計算値で、実際に記録したファイルを測ったものではありません。

DJIの推奨リストと、KIOXIAの動作確認

DJIの仕様ページの推奨カードは、Kingston CANVAS Go! Plus(64GB〜1TB)と、Lexar SILVER PLUS(64GB・512GB・1TB)で、すべてU3・A2・V30のカードです。サポートの推奨メモリーカードリストには、Lexar SILVER PLUSの128GB・256GBも載っています。

KIOXIAのカメラ向け動作確認一覧では、Osmo 360の最大容量は1TBとされています。U3・V30でないEXCERIAとEXCERIA BASICは対象外です。この記事で選んだSanDisk Extreme(U3・A2・V30)の1TBは、DJIの推奨リストに載っていません。DJIの推奨カードと同じ規格のカードとして選んでいます。

撮影前に。カードはカメラで初期化する

新しいカードは、使う前にOsmo 360で初期化(フォーマット)しておきます。KIOXIAも、カードは使う機器の取扱説明書に従って初期化するよう案内しています。PCで初期化するとSD規格に沿わない形式になり、不具合の原因になることがあるためです。

内蔵ストレージとカードの両方に映像があると、どちらに保存したかが分かりにくくなります。PCやスマホへ移すときは両方を確認し、残したい映像は早めに別の場所へコピーしておきましょう。

この機種と3枚を選んだ理由

Osmo 360は、DJIが8K対応の360度カメラとして発売した機種で、KIOXIAの一覧では2025年7月発売とされています。内蔵ストレージが大きいぶん「カードは要るのか」で迷いやすいので、撮影時間とバッテリーの関係から整理しました。

3枚は、8Kの360度映像を撮る前提で、DJIが推奨カードに挙げるKingston Canvas Go! Plusの256GBと512GB、そして上限1TBのSanDisk Extremeを選んでいます。Kingstonは性能と価格のバランスで選べる候補、SanDiskは1TBまで撮りためたい人向けの候補で、3枚ともU3・A2・V30です。市場の全製品を測った順位ではありません。