機種別のポイント

DJI Mini 4 Proで使うときに確かめたいこと

DJI Mini 4 Proで使えるSDカードの条件は?

DJIのビギナーガイドでは、撮影性能を確保するためにUHS-I Speed Grade 3以上のmicroSDカードを使うよう推奨しています。カードの表面に「U3」のマークがあるかで見分けられます。この記事の3枚は、どれもU3・V30に対応しています。

機体の内部ストレージは2GBです。DJIの仕様では最大ビットレートが150Mbpsなので、**カードなしで撮ると2分弱で保存先がいっぱいになる計算です。**空撮をするなら、カードは必須と考えてください。

最大容量は仕様ページに載っていません。推奨カードの最大が512GBなので、この記事では512GBまでを候補にしています。

1フライトで何GB使う? バッテリーの本数で決める

最大ビットレート150Mbpsは、1秒に約19MBを書き込む計算です。標準のインテリジェントフライトバッテリーの最大飛行時間は34分なので、1本の間ずっと撮り続けても約38GBになります(大容量のバッテリーPlusなら最大45分で約51GB)。

カード 使える容量の目安 150Mbpsで撮れる時間 標準バッテリーで何本分
128GB 約115.2GB 約1.8時間 約3本
256GB 約230.4GB 約3.7時間 約6本
512GB 約460.8GB 約7.3時間 約12本

使える容量は、KIOXIAが1GB=1,073,741,824バイトで公表しているユーザー領域です。EXCERIA HIGH ENDURANCE G2も同じ値です。Kingstonはユーザー領域を公表していないので、表示容量の約9割として同じ数字を目安にしています。時間は最大ビットレートで飛行中ずっと撮り続けた場合の計算値です。実際には離着陸や移動の間は撮らないことも多いので、これより多くのフライトを残せます。

持って行くバッテリーの本数と、PCへ移すまでに何回飛ばすかを掛け合わせると、必要な容量が決まります。

DJIの推奨カードと、この記事の3枚

DJIは、Mini 4 Pro用の推奨メモリーカードリストを公開しています。SanDisk Extreme PRO(32GB)、Lexar 1066x(64GB〜512GB)、Kingston Canvas GO! Plus(64GB・128GB)、Kingston Canvas React Plus(64GB〜256GB)などで、どれもV30以上のカードです。仕様ページのリストには、Samsung EVO Plusの512GBも載っています。

この記事の3枚のうち、Kingston Canvas Go! Plusの128GBはDJIのリストに載っている容量です。ただし、DJIのリストはCanvas Go! Plusの世代(SDCG3・SDCG4)を書き分けていません。同じシリーズの256GBと、KIOXIA EXCERIA HIGH ENDURANCE G2の512GBはリストにありません。この2枚は、DJIが示す「UHS-I Speed Grade 3以上」という条件を満たすカードとして選んでいます。DJIが確認した製品にこだわるなら、リストの中から容量を選んでください。

飛ばす前に。カードは機体で初期化する

新しいカードは、使う前に機体で初期化(フォーマット)しておきます。KIOXIAも、カードは使う機器の取扱説明書に従って初期化するよう案内しています。PCで初期化するとSD規格に沿わない形式になり、不具合の原因になることがあるためです。

撮った映像は、カードの中にあるだけではバックアップになりません。旅先ではその日のうちにスマホやPCへコピーするか、カードを複数枚に分けて持ち歩くと、1枚の故障や紛失ですべてを失わずに済みます。

この機種と3枚を選んだ理由

DJI Mini 4 Proは、離陸重量249g未満のMiniシリーズの上位機です。内蔵ストレージが2GBしかなく、カード選びが撮影の成否に直結する機種なので取り上げました。

3枚は、DJIの推奨条件(UHS-I Speed Grade 3以上)を満たすカードから、フライト本数に合わせて選んでいます。まず比べるのは、性能と価格のバランスで選べるKingston Canvas Go! Plusの256GBです。DJIの推奨リストにある容量で選ぶなら同じシリーズの128GB、撮影旅行で国内メーカーKIOXIAの高耐久モデルを選ぶならEXCERIA HIGH ENDURANCE G2の512GBです。Kingstonの256GBとKIOXIAの512GBはDJIの推奨リストに載っていない点を、選ぶ前に知っておいてください。市場の全製品を測った順位ではありません。