機種別のポイント

DJI Flipで使うときに確かめたいこと

DJI Flipで使えるSDカードの条件は?

DJIのドローン向け推奨メモリーカードリストでは、DJI Flipの対応カードを「UHS-I Speed Grade 3以上のmicroSDカード」としています。推奨カードに挙がっているのはKingston CANVAS Go! PlusとLexar Professional 1066x(どちらも64GB〜512GB)で、すべてU3・A2・V30です。

機体の内部ストレージは2GBです。DJIの仕様では最大ビットレートが150Mbpsなので、**カードなしで撮ると2分弱で保存先がいっぱいになる計算です。**空撮をするなら、カードは必須と考えてください。

最大容量は仕様ページに載っていません。推奨カードの最大が512GBなので、この記事では512GBまでを候補にしています。

1フライトで何GB使う? バッテリーの本数で決める

最大ビットレート150Mbpsは、1秒に約19MBを書き込む計算です。Flipの最大飛行時間は31分なので、1本の間ずっと撮り続けても約35GBになります。

カード 使える容量の目安 150Mbpsで撮れる時間 何フライト分
128GB 約115.2GB 約1.8時間 約3本
256GB 約230.4GB 約3.7時間 約7本
512GB 約460.8GB 約7.3時間 約14本

使える容量は、KIOXIAが1GB=1,073,741,824バイトで公表しているユーザー領域です。EXCERIA HIGH ENDURANCE G2も同じ値です。Kingstonはユーザー領域を公表していないので、表示容量の約9割として同じ数字を目安にしています。時間は最大ビットレートで飛行中ずっと撮り続けた場合の計算値です。最大飛行時間は無風で一定速度で飛んだ場合のDJIの測定値で、実際の飛行や撮影はこれより短くなるので、残せるフライトは表より多くなります。

DJIの推奨カードと、この記事の3枚

DJI Mini 4 Proの推奨リストにはA1のSanDisk Extreme PROなども含まれていますが、Flipの推奨リストはA2・V30のカードだけです。この記事では、推奨リストにあるKingston Canvas Go! Plusの256GB・512GBと、KIOXIAの高耐久モデルEXCERIA HIGH ENDURANCE G2の256GBを選んでいます。

EXCERIA HIGH ENDURANCE G2はU3・V30・A1です。DJIが示す条件(UHS-I Speed Grade 3以上)は満たしますが、A1なのでFlipの推奨リストには入っていません。KIOXIAの動作確認一覧にもFlipとの組み合わせは載っていません。推奨リストにこだわるなら、Kingstonの2枚から選んでください。

飛ばす前に。カードは機体で初期化する

新しいカードは、使う前に機体で初期化(フォーマット)しておきます。KIOXIAも、カードは使う機器の取扱説明書に従って初期化するよう案内しています。PCで初期化するとSD規格に沿わない形式になり、不具合の原因になることがあるためです。

撮った映像は、カードの中にあるだけではバックアップになりません。旅先ではその日のうちにスマホやPCへコピーするか、カードを複数枚に分けて持ち歩くと、1枚の故障や紛失ですべてを失わずに済みます。

この機種と3枚を選んだ理由

DJI Flipは、離陸重量249g未満で、4K/60fps・100fpsの撮影に対応したドローンです。内蔵ストレージが2GBしかなく、推奨カードがA2にそろっている点がMini 4 Proと違うので、別に取り上げました。

3枚は、DJIが推奨するKingston Canvas Go! Plusの256GB・512GBと、KIOXIAの高耐久モデルEXCERIA HIGH ENDURANCE G2の256GBです。Kingstonは推奨リストに載っていて、性能と価格のバランスで選べる候補です。KIOXIAは国内メーカーの品質や、書き換えの多い使い方を重視する人向けの候補です。市場の全製品を測った順位ではありません。