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【HUAWEI P30 Pro】micro SDカードおすすめ5選

HUAWEI P30 Pro(HW-02L)用micro SDカードの選び方

Leicaクアッドカメラ、長時間バッテリーを特長とする、HUAWEI P30 Pro。micro SDを使うことで本体容量に加えてデータ保存容量を追加することができます。この記事では、HUAWEI P30 Proにおすすめのmicro SDカードをどういう基準で選ぶか、詳しく解説します。

10秒で読める!この記事のまとめ

・写真や動画を保存する人は128GB以上の容量がおすすめ
・動画撮影やゲームにこだわるなら、”読み”と”書き”の速度にも注目
・micro SDカードにも偽物がある!信頼できる販売者から買おう

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性能は”容量”、”読み出し速度”、”書き込み速度”の3つ

micro SDを選ぶには、価格ももちろんですが、やはり性能が気になるところ。注目するべき性能は以下の3つです。

容量:micro SDにどのくらいのデータを保存できるか
読み出し速度:micro SDからデータを読み込む速度
書き込み速度:micro SDにデータを書き込む速度

とはいえ、性能を高くすると価格も上がっていってしまうため、バランスが大切です。どのくらいの性能が必要か、使い方を例にご紹介します。

“容量”は保存したいデータ量をもとに決めよう

HUAWEI P30 Proは本体のストレージも256GBあるものの、OSやアプリなどでかなりの容量を使っているはず。そこでmicro SDにデータを移す必要があるのですが、どのくらいの大きさが必要かは人によります。あなたが保存したいデータ量はどのくらいでしょうか?大体の目安は以下の通りです。

写真:1枚につき約3MB
動画:5分につき約300MB
音楽:4分の曲が1曲につき約15MB
アニメ:30分のアニメで約500MB
映画:2時間の映画で約5GB
ゲーム:3Dゲームで約1GB~約15GB

1つあたりの容量で見るとあまり大したことないように見えますが、画像や音楽などは意外とファイル数が多いため、あっという間に100GBは埋まってしまいます。ちなみに、4K動画は1時間あたり約30~60GB(動画の1秒あたりフレーム数により変化)。4K対応の機種の場合、動画を撮るなら最低でも256GBはほしいところです。

動画の再生やゲームのロード速度は”読み”の速度が大切

micro SDカードに保存した動画の再生や、ゲーム・アプリのデータ読み込みをサクサク行うには、「読み出し速度」が大切。次に紹介する「書き込み速度」と合わせて、パッケージに以下の画像のように書かれることが多いです。

読み出し速度が必要な速度よりも遅いと、高画質動画を見る場合はカクつき、ゲームであればロード時間が長くなります。
※ちなみに、Nintendo Switchでゲームをmicro SDに保存する場合、任天堂は読み出し速度が60~95MB/秒以上のものを推奨しています。

高画質画像や動画の撮影は”書き”の速度が大切

「書き込み速度」とは、データをmicro SDカードに記録する速度です。最近のスマホはカメラの画質が高いため、書き込み速度が遅いと、写真の連写ができなかったり、4Kなど高画質での動画撮影が途切れる場合があります。この書き込み速度を保証するのが、「スピードクラス」です。

書き込み速度を表す「スピードクラス」の規格は3種類

micro SDカードには、書き込みの最低速度を保証する「スピードクラス」という規格が3種類あります。

    スピードクラス:データ転送速度を示す、2006年制定の古い規格
    UHSスピードクラス:Ultra High Speed。2010年制定の新しい規格
    ビデオスピードクラス:2016年制定の、高画質動画撮影用の最新の規格

スピードクラスは2006年に定められた、転送速度10MB/秒までを保証する規格です。現在発売されているmicro SDカードはほぼ全てが最高の”CLASS10″なので、これはあまり気にしなくて大丈夫です。

UHSスピードクラスは、2010年に誕生した新しい規格。UHSは”Ultra High Speed”の略です。転送速度10MB/秒を保証するU1と、転送速度30MB/秒までを保証するU3があります。書き込み速度が遅いと、映像がカクカクする”コマ落ち”が発生するため、4K動画対応スマホであれば、最低U1以上、できればU3は欲しいところです。

ビデオスピードクラスは、2016年に定められた、最新の規格です。高画質での動画の撮影に必要な「UHSスピードクラス3」以上の高速転送もカバーしており、6MB/秒を保証するV6から90MB/秒を保証するV90までの5段階です。UHSスピードクラスと同様ですが、4K動画対応スマホであれば、最低V10以上、できればV30が目安。8Kに対応するスマホやデジタルカメラでも使う場合は、V60やV90を買う選択肢もありますが、こちらはかなり値段が高めです。

これらのスピードクラスをまとめて図にすると以下になります。

8K動画が撮れるスマホはまだ数少なく、費用感から見ても10MB/秒から30MB/秒あたりが高コスパでおすすめです。

ゲームをするなら「アプリケーションパフォーマンスクラス」もチェックしよう

ゲームアプリのデータは、動画のように連続しておらず、飛び飛びに保存されています。その飛び飛びのデータを頻繁に読みに行くため、新たな規格として「アプリケーションパフォーマンスクラス」が登場しました。純粋な転送速度ではなく、ランダムアクセス性能(物理的に非連続な保存領域を読み書きする性能)示す基準として、「IOPS」という1秒あたりに実行可能な4KBの読み書き数を採用しています。

イメージ的には、読み込み・書き込み速度が短距離走、アプリケーションパフォーマンスクラスはハードル走の成績のようなものです。A1はランダムリードは1500IOPS・ランダムライトが500IOPS。A2がランダムリード4000IOPS、ランダムライトが2000IOPSで、A2の方が高速です。

スマホゲームであれば、スマホの処理能力にある程度最適化されているので、A1あれば安心。PUBGモバイルのようなFPSゲームを遊ぶ人には、読み込み速度を重視してA2クラスの方がおすすめです。

micro SDの性能を示す記載のまとめ

これまでの「容量」、「3つのスピードクラス」、「アプリケーションパフォーマンスクラス」は多くのmicro SDカードの表面に書かれています。まとめると以下の画像の通りです。規格の種類が多すぎて分かりにくいですね……。

micro SDの”偽物”には注意!見た目は同じでも……

micro SDの需要増加に伴い、残念ながら偽ブランド品も出回っています。SONY、Samsung、Transcend、Sandiskなど大手ブランドの商品と全く同じ見た目にも関わらず、容量や速度が本物より劣悪なものです。

偽ブランド品を買うとこうなる!体験談

micro SDカードの偽物を買った人をCrowdWorksで募集し、体験談を聞きました。9人の回答のうち、印象的だった3人の体験談をご紹介します。

30代男性
30代男性
半額セールで買った有名ブランド製の256GBのmicroSDが、実際には20GBしか容量がなかった。返品したが、見分けがつかなかった。
30代男性
30代男性
読み込み速度が100MB/秒のmicro SDカードを買ったのに、PCで確認したら実際はその半分以下のスピードしか出ませんでした。
20代男性
20代男性
スマホでは使えていましたが、Nintendo Switchで使おうとしたらエラーになりました。メーカーに問い合わせても正規流通品ではないのでサポート対象外と言われてしまいました。

偽物・偽ブランド品を避けるためには、ヨドバシカメラなどの実店舗で買うか、オンラインの場合は(Amazonなどの信頼できるサイトであっても)出品者をきちんと確認することが大切。以下はAmazonで実際に256GBのmicro SDカードを探し、出品者を確認した画像です。

下の出品者はどう見てもうさん臭いですよね。捨て垢や業者垢の可能性が高いため、レビューの評価が良くても避けたほうが良いです。

HUAWEI P30 Pro(HW-02L)におすすめのmicro SDカード5選

これまでご紹介した性能や価格、ブランドの信頼度も踏まえ、HUAWEI P30 Proにおすすめの高コスパmicro SDカードを5つご紹介します!

1位:Kingston / Canvas Go! Plus
Kingston社はアメリカで30年以上の歴史を持つメーカーです。最大170MB/秒の読み出し速度と最大90MB/秒の書き込み速度が売りで、最大容量512GBは4K動画を撮影する人にも最適。耐水性や最大85度の耐熱性も安心して使えるポイント。この性能でこの価格は買いです。某レビューサイトでも1位常連の高コスパmicro SDカード
容量64GB、128GB、256GB、512GB
データ転送速度 読み出し最大170MB/秒、書き込み最大90MB/秒
UHSスピードクラス U3(30MB/秒以上の速度を保証)
ビデオスピードクラス V30(30MB/秒以上の速度を保証)
アプリケーションパフォーマンスクラス A2(読み出し:4000IOPS/書き込み:2000IOPS)
コスパ 同容量の中では少し高いが、速度に優れ高コスパ◎

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2位:AXE MEMORY / micro SDカード
AXE MEMORYはAmazonが出しているオリジナルブランド。同等品よりも1割ほど安い点が魅力です。台湾製でメーカーは不明ですが、Amazonが公式に出している商品なので偽物の心配はありません。最大読み出し速度100MB/秒、最大書き込み速度85MB/秒とこちらも十分な速度。もちろん4K動画の撮影も可能です。
容量64GB、128GB、256GB、512GB
データ転送速度 読み出し最大100MB/秒、書き込み最大85MB/秒
UHSスピードクラス U3(30MB/秒以上の速度を保証)
ビデオスピードクラス V30(30MB/秒以上の速度を保証)
アプリケーションパフォーマンスクラス A2(読み出し:4000IOPS/書き込み:2000IOPS)
コスパ Amazonブランドで低価格ながら高品質◎

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3位:Sandisk / Ultra micro SDカード
Sandisk社も30年以上の歴史を持つアメリカの老舗メーカーで、日本国内でもシェアNo.1です。このmicro SDカードの魅力はなんと言っても安さ。上でご紹介した2つに比べると、1,000円ほど安くなります。動画は撮るけど4K撮影機能はあまり使わない方、レスポンスが求められるスマホゲームは遊ばない方には一番おすすめできます!
容量32GB、64GB、128GB、256GB、512GB、1TB
データ転送速度 読み出し最大100MB/秒、書き込み最大85MB/秒
UHSスピードクラス U1(10MB/秒以上の速度を保証)
ビデオスピードクラス ビデオスピードクラスなし
アプリケーションパフォーマンスクラス A1(読み出し:1500IOPS/書き込み:500IOPS)
コスパ 性能は下がるものの、安さで十分カバーしている◎

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4位:エッセンコアクレブ / CRAS micro SDカード
2014年設立の新興ブランドです。micro SDカードの他、PC用メモリやUSBメモリを製造しています。このカードだけ512GB版をおすすめしているのは、Amazonのセール時に何故か512GBだけやたらと安くなるから。ランキング1位・2位と同じ性能で容量が512GB版が、他の半額以下の5,000円代になることも。口コミに故障の報告があるのが気になり4位としましたが、永久保証で返金もされるので試してみる価値はアリ。
容量64GB、128GB、256GB、512GB
データ転送速度 読み出し最大100MB/秒、書き込み最大90MB/秒
UHSスピードクラス U3(30MB/秒以上の速度を保証)
ビデオスピードクラス V30(30MB/秒以上の速度を保証)
アプリケーションパフォーマンスクラス A2(読み出し:4000IOPS/書き込み:2000IOPS)
コスパ 高性能・超低価格。信頼感が不安でも超絶コスパ◎

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5位:Kingston / Canvas React Plus
最後にコスパ度外視の高性能品をご紹介。1位と同じKingston社のCanvasシリーズですが、こちらはプロ仕様。UHS-IIという次世代規格を採用しており、読み出し最大285MB/秒、書き込み最大165MB/秒という超高速転送を実現。4Kどころか8K撮影まで対応したV90のビデオスピードクラス。実勢価格が20,000円以上とお高めですが、動画撮影に特にこだわりたい方にはおすすめです。
容量64GB、128GB、256GB
データ転送速度 読み出し最大285MB/秒、書き込み最大165MB/秒
UHSスピードクラス UHS-II(90MB/秒以上の速度を保証)
ビデオスピードクラス V90(90MB/秒以上の速度を保証)
アプリケーションパフォーマンスクラス A1(読み出し:1500IOPS/書き込み:500IOPS)
コスパ 高性能品でお値段はお高め

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この記事の参考元:業界団体「SDアソシエーション」公式ページより

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